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現役店長が明かす|ブランドバッグの減額の原因3つと対策法【2025年版】

そのバック、保管方法で10 万円損してるかも?

「えっ、ほとんど使ってないのに3万円もマイナスされるの!?」

査定カウンターで固まったSさん(32歳・会社員)。

確かに使用感は少なくパッと見の状態は良いお品物でしたが、実は「内側のベタつき」と「付属品なし」のダブルパンチで減額の対象に。ブランドバッグはひとつの資産ですが、保管の仕方ひとつで価値が大きく変わります。

本記事では買取査定歴6年、買取専門店の現役店長でもある筆者が、ブランドバッグの減額の原因3つとその対策を、店舗でのリアルを交えつつ解説します。

バッグが減額される理由3つ【減額されがちな定番ブランドバッグ】

買取店の査定では、同じブランドの同じバッグでも、状態によって査定額に大きな差が生じる場合があります。また、ブランドやモデルによっては、減額されやすいラインナップもありますので注意が必要です。

ここでは、減額されがちなバッグ3例とその背景にある理由を、現役店長のリアル目線でご紹介します。

減額されがちな定番ブランドバッグ
・角スレが目立つ ルイ・ヴィトン モノグラム系(スピーディなど)
・ベタつき・カビの出た シャネル マトラッセ
・リカラー(全塗装)・補色済みバッグ(全ブランド共通)

第1位:角スレが目立つ ルイ・ヴィトン モノグラム系(スピーディなど)

減額幅の目安:−10〜20%

「少し擦れてるだけで、こんなにマイナスになるの?」と驚かれることもありますが、角スレは中古市場で買い手からの印象を大きく下げてしまうため、減額の大きな要因となってしまいます。

特に、ヴィトンのモノグラム・キャンバスは、コーティングが施されているので耐久性が高い一方、角が擦れると目立ってしまい、使用感が一気に出てしまいます。

スピーディに多く見られるダメージとして、角が大きく擦れ、形状を保持するパイプが見える「パイピング」と呼ばれる状態になると、減額幅は50%を超えることもあります。


角スレによる減額を防ぐためにも、保管袋は取っておくようにしましょう

第2位:ベタつき・カビの出た シャネル マトラッセ

減額幅の目安:−30〜50%

シャネルのマトラッセは人気が高く、元値も高額なため中古での価値も高いのですが、ラムスキン・キャビアスキンはとてもデリケートです。

湿気の多い場所での保管や、長期間しまいっぱなしにしてしまっていると、内側がベタついたり、表面にカビが出ることがあります。この場合、革の張り替えなど大掛かりな修理が必要になり、減額幅も大きくなってしまいます。

また、ルイヴィトンのバッグも内側がベタつきやすく、ベタつきが酷くなると内側の革が剥がれてしまう場合もありますので注意が必要です。

高温多湿な日本の気候は実はバッグの保管には不向き。使わなくても時々は風を通してあげるようにしましょう

第3位:リカラー(全塗装)・補色済みバッグ(全ブランド共通)

減額幅の目安:最大−80%(買取不可もあり

パッと見た感じ、新品のように綺麗なバッグ。しかし、お客様によく話を聞くと「キズが気になってリカラーしました!」というパターンは少なくありません。

中古市場では、販売時のバッグのオリジナリティが保たれていることが高額査定の条件となります。そのため、正規店でのリカラーや補色などのカラーメンテナンスでない場合、減額の㍽となってしまうだけではなく、補色ムラや塗装の剥がれが再販時のリスクとなるため、買取不可と判断されることもあります。

高級ラインのリカラーは特に厳しい評価になります。100万円がゼロ査定ということも

現役店長が見る「ここマイナス!」のチェックポイント

査定でバッグのどこを見ているのか?これはよくお客様に聞かれる質問のひとつです。

当然ですが、査定時には漫然と商品を見ているわけではありません。真贋が間違いないようにチェックしているほか、ブランド・ラインごとに、ダメージの出やすいポイントを集中的にチェックしています。

ここでは、減額につながりやすい具体的なチェックポイントを、現役店長の視点で解説します。

四隅の角スレ・パイピング

バッグの角はもっとも摩擦が起きやすく、日常使いでも擦れやすい場所でもあります。

特に、スレが酷くなって中のパイプが露出する「パイピング」は、修復できないダメージとして、大幅な減額評価の対象となってしまいます。

ハンドル裏の黒ずみ(皮脂・ファンデ汚れ)

ハンドルの裏側は手汗やファンデーションの汚れが付きやすい場所です。

特にベージュ系・アイボリー系のハンドルは、黄ばみや黒ずみが強く出ると減額対象になります。また、見た目には綺麗でも、ハンドルにひび割れが出ていると大幅な減額も。

金具のメッキ剥がれ & ファスナーの固着

金具の部分がくすんでいたり、メッキが剥がれていると、バッグ全体が古びた印象になってしまいます。

また、ファスナーが固くなっていたり開閉に引っかかりがある場合は、使用感が強いと見なされます。僕の経験上、特に古いスピーディに多い印象ですが、ファスナープルのヌメ革が取れていると減額の対象になってしまいます。

内部のベタつき・剥がれ

保管環境によっては、バッグの内側が加水分解を起こしてベタベタになってしまうことも。

この状態になると張替え修理しか手がなく、中古市場で再販する前に高額な修繕コストが必要となるため、大幅減額につながります。また、ベタつきが悪化すると、内側の革の剝がれに繋がってしまう場合もありますので注意が必要です。

ギャランティカード・保存袋など付属品の欠品

シャネルやエルメスなど特に高額な商品は、ギャランティカードや保存袋、鍵などの付属品の有無で査定価格が変わります。

これらは再販時の信頼性に直結するため、付属品の欠品によって5〜10%のマイナス査定となる場合があります。

タバコ・香水・ペットなどの強いニオイ

バッグの内側に染み込んだニオイは、簡単には取れません。

そのため、タバコや香水、ペット臭は、ニオイ取りの外注クリーニングが必要になるため、査定時点で減額の対象になってしまいます。

見た目のキズよりも、ニオイとベタつきのダブルパンチの方が再販には響きます。特に合皮素材はニオイが取れにくいので、減額に繋がりやすくなってしまいます

今すぐできるセルフメンテと保管術

「今すぐ売る予定はないけど、飽きたら売ろうかな」

そんな方に知っておいてほしいのが、日頃のケアと保管の工夫です。バッグは使わない時期の扱い方で、査定時の買取価格が大きく変わります。

ここでは、現役店長として、これはやっておいて欲しいと感じる5つのポイントを解説します。

使用後は乾拭き+風通し

バッグを使ったあとに、柔らかいクロスでサッと乾拭きするだけでも皮脂やホコリの付着を防げます。

また、湿気がこもってしまうとカビやベタつきの原因となってしまいます。

使い終わったバッグはそのままクローゼットにしまわずに、一晩だけ風通しの良い場所で休ませてあげてから保管するのがおすすめです。

中にタオルや不織布を詰めて型崩れ防止

使わない期間が長くなると、型崩れのリスクが高まります。

保管の際には、バッグの中にタオルや不織布をふんわり詰めておくことで、バッグのふくらみを保ち、型崩れを防ぐことができます。

ただし、あまりパンパンに中身を詰めてしまうと、逆に型崩れの原因になってしまいますので、ふんわりと詰めるように意識しておきましょう。

通気性の良いクローゼットで離して保管

バッグ同士を密着させてしまうと、色移りやカビの原因になってしまうことも。

純正の保管袋など布製のカバーに入れて、クローゼット内でバッグ間に少し間隔をあけて保管すると安心です。

除湿剤は入れすぎに注意

湿気対策として除湿剤を入れるのは効果的ですが、入れすぎは禁物です。

過乾燥になってしまうと革がひび割れる原因になるため、湿気を取りきるのではなく、適度に保つ意識で使用しましょう。

季節ごとに陰干し&状態チェック

最低でも季節ごとに1回は、バッグを取り出して状態をチェックしましょう。

風通しの良い日陰で陰干してあげることで、湿気やニオイ・カビのリスクをぐっと減らせます。

店長アドバイス
正しい保管は「カビ・ベタつきからの大幅減額」の連鎖を断ち切る最善策です。
査定の有無にかかわらず、「大切に使うこと」が結果的に高価買取につながります。

付属品がないと何%下がる?ケース別シミュレーション

ギャランティカードや保存袋など、ちょっとした付属品の欠品が、意外と大きな減額につながることがあります。

ここでは、店舗でよくある付属品の欠品パターンと、その減額幅の目安をケース別にご紹介します。

ギャランティカードなし(シャネル)

減額目安:−5〜10%

シャネルのバッグは人気の高さゆえに偽物も多く、ギャランティカードの有無が再販市場で重視されるケースがあります。

ギャランティカードがないと、中古市場で売れにくくなってしまうリスクがあるため、査定価格に影響があります。

ショルダーストラップ欠品(2WAYモデル)

減額目安:−8〜15%

2WAY仕様のバッグでショルダーストラップがないと、機能がひとつ失われた状態になってしまいます。

また、ブランド純正のショルダーストラップを取り寄せる場合、パーツ単体でも高額なため、欠品の影響は大きめです。

保存袋・箱なし

減額目安:−3〜5%

保存袋や箱の欠品は、気にする人が多い割に減額幅は軽度です。ただし、新しいラインの場合は保存袋や箱の有無が査定に影響する場合があります。

クロシェット・カデナ鍵なし(エルメス)

減額目安:−10〜20%

エルメスのバーキンやケリーなどは、鍵やカデナ(南京錠)、クロシェット(鍵カバー)などの付属品が1つでも欠けると評価が一気に下がります。

特にヴィンテージ系のアイテムでは「オリジナル状態での完全セット」がプレミア要素にもなるため、欠品の影響は大きくなります。

店長アドバイス
付属品もバッグの価値の一部。特に、ギャランティカードは、5〜10%分の査定アップに直結する貴重品だと考えておきましょう。

減額を防いで高く売るためのQ&A

ここでは、店舗でお客様によくいただく質問をピックアップして、現役店長の視点からお答えします。

それ聞きたかった!に先回りするQ&Aで、減額のリスクを未然に防ぎましょう。

Q. ボロボロでも値段は付く?

A. はい、状態が悪くてもゼロ円ということはほぼありません。

とくにハイブランドは部品取りの需要もあるため、角破れやファスナー不良があっても買取対象です。

ただし、そのままでは使用できないジャンク品になると、数百円〜数千円レベルまで査定金額が下がるケースもあります。

中古相場が崩れているブランドは、状態がジャンクでは買取不可になることも。使わなくなったら、放置してベタつきやカビが出る前に売却を検討しましょう。

Q. ギャランティカードを後から見つけたら?

A. 再査定で+5〜10%アップの可能性が高いです。

ギャランティカードや付属品は、後出しでも歓迎されることが多くなっています。

すでにバイヤーに売却済の場合は厳しいですが、見つけ次第すぐに連絡すれば、査定額が上乗せでつく可能性は十分にあります。

売却からあまり時間が経っていると、すでに転売されてしまいギャランティカードの価値がなくなることも。買取から1週間以内なら再査定対応してもらいやすい店舗が多いです。

Q. 自分でリカラーや補色をしたらどうなる?

A. 残念ながらNG。査定額は大幅ダウンされるか、最悪の場合は買取不可です。

市販の補色剤はただでさえ色ムラが出やすく、一般ユーザーのセルフリペアでは、逆に目立ってしまうことも。

特に、エルメスやシャネル、ヴィトンなどは、非正規店でのリカラーに対して厳しい評価がされるため、「基準外商品」として買取不可となってしまうケースも。

目立つキズを消したい気持ちはよくわかりますが、リカラーは自己判断でやらず、まずプロに相談を!

まとめ|減額を防ぐにはちょっとした意識がバッグの価値を守る

  • 減額の3大原因は「角スレ」「ベタつき」「リカラー」
  • ギャランティカードや付属品の欠品は5〜10%の減額につながる
  • 正しい保管と日頃のケアで将来の査定額が大きく変わる

売る予定なんてまだまだ先、と思っている間にもバッグは静かに劣化していきます。

逆に考えれば、今日から保管方法を意識するだけで数万円の差が生まれるということでもあります。ちょっとしたことが、大切なバッグの価値を守ってくれますよ。

まずは、しまいっぱなしだったクローゼットを開けて、使っていないバッグに風を当ててあげることからはじめましょう!

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