同じブランドバッグでも、売る店しだいでいくら変わる?査定額のカラクリを解説

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同じヴィトンでも2万円差!? 買取店によって査定額が変わる理由

たとえば、A店では3万円、B店では5万円。

ヴィトンの「スピーディ30」のような定番アイテムでも、買取店によって提示される金額が大きく異なることがあります。

その差の理由は、実は「買取店の売却先の違い」にあるんです。

一部の買取店では、買い取った商品を店頭やネットショップで小売りしているケースもありますが、多くの場合は提携する業者(バイヤー)に再販しており、その業者の違いによってお客様に提示する査定価格が変わります。

この記事では、業者ごとに異なる販売ルートとその価格差、そして買取店が査定額を決める仕組みを、現場目線で詳しくご紹介します。

業者によって売却価格が異なる理由

買取店が買い取った品物を売却する業者(バイヤー)は、バイヤーによって強みが異なります。

  • 海外オークションに強いバイヤー
  • 自社販売(店頭・EC)に強いバイヤー
  • 委託販売や卸ルートをメインとするバイヤー

それぞれに得意な販路や仕入れ基準があり、同じアイテムでも買取価格に差が生じます。

以下は、ヴィトン・スピーディ30(付属品あり・使用感小)のような定番モデルを、異なるタイプのバイヤーに売却した場合の相場の目安です。

バイヤーのタイプ特徴・販売先査定基準の傾向価格差の目安
海外オークションに強いバイヤー香港・シンガポールなどの業者向けオークションで再販為替レートや海外需要に左右される/円安時は強気±15〜20%
自社販売(店頭・EC)に強いバイヤー自社の顧客リストに販売/リピーター需要あり人気モデルはプレミア/型落ちは控えめに±8〜15%
委託販売・卸売りが中心のバイヤー委託店舗や業者向けに横流し/手数料が発生全体的にシビア/平均よりもやや安めー5〜10%

※同一モデル・同程度のバッグの業者による価格差を、現場での実感値とオークション相場をもとに筆者が作成。基準値は、国内業者オークションにおける平均落札価格です。

比較する業者によっては、20~25%程度、業販価格に差が生じるケースがあります。また、実際には業者間で2倍の値段差がある場合も珍しくありません。

筆者の店舗での実例で、業者によってどの程度の価格差が生じるのかを、実際のスクリーンショットを元に解説します。

比較するのは、ヴィトンのスピーディ30、ファスナーの持ち手部分の革にヒビ割れがある使用感大のアイテムです。

業者A31,000〜36,000円
業者B30,000円
業者C18,000円

業者Aは香港のオークション会場を売り先として持っている業者、業者Bは自社オークション会場を持つ業者、業者Cは当店のFC本部でもあり、卸売を中心にした業者です。

3つの業者での価格差は18,000円〜36,000円、買取後の商品の売却価格が最大で2倍近く差があることがお分かりいただけたかと思います。

そして、利用する業者ごとの卸し価格が、実質的な査定額のベースとなるのです。

買取店が業者に売る理由=リスクと資金繰りの現実

買い取った品物を少しでも高く売ろうと思えば、店頭やネットショップでの小売りや、オークションに出品した方が10〜20%以上高く転売できる可能性があります。

しかし、買取店としては商品を長く手元に置いておきたくないために、多少値段が安くても業者を利用しているという背景があります。

その理由は主に2つ。

  • 在庫管理リスクを避けるため(高額品は盗難・破損・保管コストのリスクがある)
  • キャッシュフローを確保するため(すぐに現金化し、次の仕入れに資金を回す)

このため、買い取った品物は、在庫化せずに国内の専門バイヤーに業販されるのが一般的です。

買取店が店頭でお客様の品物に値付けをする流れとは?

店頭で、私たち買取店が実際に行っている査定の流れは、おおよそ次のようなステップです。

  1. 過去の取引データをもとに、おおよその相場感をイメージ
  2. その場でお客様におおまかな査定金額を提示し、了承が得られればクロージング
  3. もっと高く売りたいと希望される場合は、業者バイヤーに問い合わせて実際の業販価格を確認
  4. 確定した業販価格に、店舗の「買取率」を掛けて買取金額を決定

※上記はあくまで筆者の店舗での一例であり、店舗ごとに査定ルールや運用は異なります。

基本的には、まず「この価格なら赤字にならない」というラインを経験値から見極めて、その場でご案内します。それで納得いただければそのままご成約。

さらに高値をご希望の場合は、バイヤーに確認を取り、業販価格をベースに価格を再提示する流れになります。

高額査定を引き出すために、あなたができること

買取店の査定額は、基本的に業者への売却価格×買取率で決まります。

業者への売却価格は、

  • 商品の状態ランク(S〜D)
  • 付属品の有無
  • タイミング(相場の強弱)

などによって上下します。

ランク状態
Sランク未使用品・新品同様
Aランクほぼ未使用・非常にきれい
Bランクやや使用感あり・一般的な中古
Cランク使用感大・キズや汚れあり
Dランク破損・欠品あり(ジャンク品)

ランクの違いは大きく 、ランクによって業販価格が数倍変わることもあります。そうした、買取店の事情から、高く売るために、あなたができる5つのポイントを解説します。

付属品はすべて揃えておく

バイヤーが値付けをする際のランクは、付属品のセット状況によっても変わります。

バッグの保存袋や箱・ストラップ・保証書などがあれば必ず一緒に査定に出すようにしましょう。

特に、ロレックスの場合は、箱やギャランティカードの有・無で査定価格が5〜10万円以上変わってくる場合もあります。

簡易クリーニングでランクアップを狙う

商品の状態によるランクは査定価格に大きな影響を与えます。

ランクが1つ上がれば、業販価格も上がるため、お客様に提示する査定価格も自然と高くなります。

たとえば、革の汚れや金属のくすみを軽く落とすだけで「C→B」などに上がることも珍しくありません。

ただし、素材や商品の状態によっては、間違ったクリーニングをすると状態を悪化させてしまうことにも繋がりますので、十分に注意しておきましょう。

相見積もりは最低 2〜3 店舗で比較する

これは買取店の店長としては正直お伝えしたくないことですが、買取店で査定をする際には相見積もりは必須です。

お客様に提示する査定価格は、主に業者への業販価格×店舗ごとの買取率で決まります。買取店によって付き合いのある業者も違えば買取率も違うため、A店とB店で査定金額が数万円変わってくることもあります。

また、「A店では◯円」と相見積もりであることを正直に伝えると、A店よりも高い金額を提示されやすくなる場合もありますが、店舗によっては相見積もりを嫌うスタッフもいるので使い分けが必要です。

貴金属などの相場がある品物の比較は、できれば同日中に行うことで、相場差の影響を受けにくく、純粋な買取率を比較することができます。

売却タイミングを意識する

同じ品物でも、売却するタイミングによって価格が変わってくることがあります。

たとえば、海外オークションを売り先としているバイヤーでは、円安が進むと業販価格も上昇する傾向があります。

また、ロレックスなど、相場による価格の変動が大きいアイテムの場合、売却価格の相場をチェックしておくのも重要です。

買取店が赤字にならないラインを理解して交渉する

経験上、買取店がお客様に査定価格を提示する際には、価格交渉がある前提で値付けをしています。

例えば、⚪︎円なら即決しますと本音のラインを伝えることで、リスクを取って買取率を上げてくれることも考えられます。

まとめ:知らずに売ると、損をしてしまう可能性も

査定額に差が出るのは、買取店のさじ加減だけではありません。

買取店がどのバイヤーに売るか、どの程度の買取率で査定金額を出してかによって、あなたのバッグの買取金額は大きく変わります。

買取店の裏側を少しだけ知っておくことで、査定金額が2万円得することだって十分にありえるのです。

買取店のLINE査定やメール相談を活用して、自分のバッグがいくらになりそうかをチェックしてみてくださいね!

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